新潟BRT乗車記

以前、新潟BRTについての記事を書いたが、その後、運賃に関するシステムの不具合で新潟交通の路線バスが一部を除いて無料になったりとかなりのトラブルに見舞われた。先日、せっかく新潟を通ったので新潟BRTに乗ってみることにした。
新潟BRTの乗り場は駅を出てすぐのわかりやすい場所にある。何人か案内の人が立っていた。この案内の人たちはほとんどバス停にいた。なかなかたいへんなことである。とりあえず、直近の青山行きのバスに乗ることにする。このバスは連接バスではない普通のバスである。新潟駅を出たあたりでは乗客は多くなかったが、駅前通、万代シティで多数の人が乗ってくる。古町で多数降りていった。その後の乗降は少なく、終点青山は1分遅れで到着。ほぼ定刻通りである。途中で新潟駅前行きの連接バスと普通のバスにすれ違ったが、連接バスは混んでいたが、普通のバスは空いていた。連接バスに遅れが出ていて、次の普通のバスとの差が詰まっていたというのもあるだろう。
青山バス停のはイオン新潟青山店に面した道路にある。イオンの中にはバスの利用者が利用できるイートインスペースがあり、そこに発車時刻の案内表示ディスプレイがある。バスを待つにはいい環境である。ただし、バス乗り場からは少し離れている。そこでしばしバスを待つ。
帰りは連接バスに乗ってみることにする。青山に9:57着予定の連接バスは10:05頃に着。10分弱遅れたことになる。このバスも混んでいた。連接バスに乗るために乗ったような感じの客が目立つ。そういう意味では一時的にせよ連接バス導入で新たな客層は発掘したことになる。私が乗った連接バスも混んでいたが白山駅前で降りた時点では立ち客はおらず、2分くらい遅れで着いた。この連接バスには案内の人が二人も乗っていた。スリーマン運転である。大きなトラブルがあったからか、事業者側の体制が手厚いという印象を受けた。
1回乗っただけの個人の感想だが、連結バスは便数も少なく降りるのにも時間がかかるので、急行運転をしてもいいのではないかと思った。たとえば、新潟駅前、万代シティ、本町、古町、市役所前、白山駅前、青山に停車バス停を絞るとか。BRTを名乗っているのに、今のままだとRapidな要素はまるでない。本来であれば専用路を作るなどして速達性を増せればいいのであるが、なかなか難しいのであろう。