バス共通カードの利用終了決定が相次ぐ

関東で使えるバス共通カードだが、京成バス、船橋新京成バス習志野新京成バス松戸新京成バス川崎鶴見臨港バス臨港グリーンバス、西武バスで2010年3月31日に発売を終了、2010年7月31日に利用が終了になるとのこと。
私が比較的日常的に使うのは西武バスである。確かにたまに乗った限りだとPASMO利用者は多くて、バス共通カードの利用者はそれほど多くはない。ただ、割引という面では、PASMOよりもバス共通カードのほうが有利である。そもそも、PASMOは一ヶ月にまとまった利用がないと一切割り引きにならないようなシステムになっている。1000円分乗ってようやく100円分の特典がつく。私は趣味で乗る以外にはそれほどバスには乗らないので、1000円分乗らない月もある。そうなると、バス共通カードのほうが便利なのが現状だ。
PASMOでもバス共通カードのような割引制度にする、少なくとも特典を算出するベースの期間を一ヶ月ではなく一年にする、というようにしてくれればいいのだが、そうしないのは、やはり首都圏のバスはそこまでおまけをしなくても客が乗ってくれるので、無理に割り引く必要がない、ということなのだろう。
ただ、まだPASMOを使えないバスもあるということなので、バス共通カードの全面廃止はあったとしてもまだ先の話になりそうだ。ただ、長いスパンで見れば、磁気カードは廃止の方向で、非接触ICカードを普及させていく方向になるのであろう。
*追記:上記の共通バスカード廃止社局は、記事執筆前に調査したものです。その後、上記以外の社局も廃止を発表しています。