2007-12-04 戸川猪佐武「小説吉田学校〈第1部〉保守本流」 読書 吉田茂を中心にそれをとりまく人々についての動きを描いている。歴史小説とカテゴライズするのが妥当かと思う。端折るところは大幅に端折っている。素材はいいが、難しい素材である。それをうまくまとめていると感じた。ただ、人間関係の描写におもしろみがある分、もう少し全体的なボリュームを増やしてほしいとも思った。 黒須という知らない人物が出てくるが、白州次郎のことらしい。小説吉田学校〈第1部〉保守本流 (人物文庫)作者: 戸川猪佐武出版社/メーカー: 学陽書房発売日: 2000/10メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (19件) を見る